さらにクマ。

昨日もそうでしたが、今日も引き続きクマ・ネタです。
実は、最初に読んだときは、あまり印象に残らなかったのですが、直後にフランスに行かなければならない用事ができて、連れて行かれた場所がなんとこの本の舞台となっている、まさにその場所だったのです。
とてもキツイ日程で、観光抜きで動いていたのですが、案内してくれていた人に
「どこか行きたかったところとか、あるんじゃないんですか?」と聞かれて
「モン・サン・ミッシェルくらいかな」と答えると
「それならもうすぐ、この先に」と、差された方に目をやると
まさに、この本の中にあるように、海に投げ出されたようなモン・サン・ミッシェルが・・・
いま、あらためて読んでみると、大切な人を守ろうとするあまりやりすぎてしまって、かえって傷つけてしまう不器用な人について書かれていて、なんだか苦笑いです。私も、このクマ君みたいなとこ、主人公みたいなとこあるなって思うのでした。
守ってあげられなくて、それなのに踏み込んでって、もしかしたら傷つけてたかもしれなくて・・・なんか、ごめんね・・・と、この場を借りて謝っときます。

熊の敷石 (講談社文庫)

熊の敷石 (講談社文庫)

ちなみに解説が、昨日の話題の川上さんです。たしか、それで買ったんだったかなあ。