奈良ステージ。

ツアー・オブ・ジャパン2日目は、4月にアジア選手権が行われたばかりの奈良県山添村布目ダムを周回するコースでした。
優勝は、オーストラリアのサルツバーガー君。昨年の世界選U23の銀メダリストだそうで、2006年にはツール・ド・北海道でもステージ優勝してました。コメントの「日本が大好き」も、あながちリップサービスってわけでもないのですね。
そして、本日の注目は3位に入ったNIPPOエンデカの井上和郎くんです。
和郎クンといえば昨年まで国体三連覇中の実力の持ち主ですが、このところブログを見ていてもぼやいていることが多かったりして、調子悪いのかな〜って心配してたのです。でも、今日は逃げる二人を追って集団からひとり飛び出し堂々の3位。これはすばらしいことだと思います。
和郎クンのツアー・オブ・ジャパンというと、アンカーで福島晋一さんが総合優勝したときのアシストですよね。リーダージャージを着た晋一さんを守るべく、最終日の東京では最初っから最後まで先頭を引きまくってました。なのに、ゴール後「おめでとうございます」って声をかけたら、「僕はぜんぜん」って、まるで何も出来なかったっていうふうに手を振って私の言葉をさえぎってました。
和郎クンはそういう人なのです。慎ましくて謙虚な頑張り屋さんなのです。だからこそ、応援しないではいられないのですよ。
もしも、今日会場で「井上和郎がひとりで追っています」なんていうアナウンスを聞いたら、ダムの向こうにいても聞こえるくらいの大声で「かずおおおおおーっ!」って叫んでたかもしれません。それくらい、今日の和郎クンの活躍は私にとってずきゅんと来ました。ホント、うれしかったです。
あすは、美濃ステージ。選手の皆さん! また、ずきゅんなレース、よろしくお願いしますっ。