堀江さん。
堀江敏幸さんの作品が好きです。以前『熊の敷石』を紹介しましたが、『雪沼とその周辺』もかなり好きです。架空の田舎町が舞台で、ぬるめの出来事がゆらゆらと起こり、その中で人々が丁寧に生きている、そんな感じの物語でした。
『雪沼・・・』はゆるく連関した短編集なんですが、その中に『スタンスドット』という作品があって、この頃お気に入りのバンド、シュマリの作品に同じタイトルがあり、好きになった人が私の好きなものを好きかも・・・という、うれしい発見をしたのでした。
☆シュマリのstance dotこちらで⇒ http://www.myspace.com/musicashumari
で、今日は、また別の堀江作品を読んだので、記録を残しておこうと思います。
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 単行本
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めぼしい出来事がないと書きましたが、物語の芯にあるのは、すごく不思議で魅力的な出来事です。発売から一年近くたってる作品ですが、まだ読まれてなくて、ちょっと温まりたいな〜とか思われる方にはおすすめです。
堀江作品は文学だなあと思います。