ホンノンボ。

ホンノンボと聞いても、何のことやらと思う人がほとんどでしょう。たぶん、知らなくても、ぜんぜん問題ありません。でも、この響き、たまらなく、ほんのんぼ、でしょ。
きょう、宮田珠己さんの『ホンノンボ』が出版されていると知り、無性にうれしくなっています。
宮田珠己さんは、シュノーケルで海をのぞいては変な生き物を見つけたり、あまり信仰心をくすぐらないバカでっかい大仏さまを訪ね歩いたり、東南アジアでメチャ変わった人たちと出会ったり、というようなひねりのきいた旅行記を、これまたひねりの、ややききすぎた文体で書いてくれてる、不思議な紀行作家です。はじめは、なにこれ!?と思うのですが、はまると抜けられなくなります。
『ホンノンボ』はベトナムの盆栽みたいなもののことで、今回の本はそのホンノンボを訪ね歩いたものです。抜けられなくなるのが怖い人は、どうぞ避けて通って下さい。怖い世界をのぞいてみたい方は、ぜひ、探して見て下さい。私は、珠己さんと心中です(笑)。

ふしぎ盆栽ホンノンボ

ふしぎ盆栽ホンノンボ