世界選手権も終わって。

自転車の世界選手権が終わりました。
今回は男子エリートに3人、ジュニアに4人出場しましたが、完走できたのはエリートでは別府史之君、ジュニアでは新城幸也(あらしろゆきや)君(チームバン)と三瀧光誠君(鹿屋体育大)だけでした。世界選とは想像以上に厳しいレースなんでしょうね。別府君は途中までずっと前方に位置取りして何度もカメラで抜かれていましたが、レースが佳境に入ってからは姿を見ることはありませんでした。日本国内では無敵の強さを誇る別府君でさえこうなんだから、このレースの激しさといったら・・・
好調でこのレースに臨んだはずの福島晋一さん(チームバン)も残り3周でリタイア。本人は相当悔しかったことと思います。でも、終わってしまったものは仕方ありません。この不完全燃焼をジャパンカップにぶつけたいと本人も語っているので、みなさん応援しましょうね。
プロスポーツマンに大切なのは、一にも二にも切り替えなのだと、そう教えてくれたのは他でもない福島さんです。一般人の私たちも見習いましょう。
余談ながら、レース序盤、参加者中の高齢の選手の紹介があって、9月13日で35歳になった福島さんはちょうどベストテンで、名前が出てました。うーん、これでもまあ、名前が出ないよりはいいか・・・
今回、健闘したのはジュニアの新城君です。177人走って14位でした。あとちょっとって感じですね。本人もかなり行けそうだという手ごたえがあったらしくて、レース後「こんな成績じゃかっこ悪い」とのコメントも。14位でこんな風に言われちゃうと、お兄さんたちはどのくらいかっこ悪くなっちゃうんでしょうか・・・新城君、たのもしいですね。
スキルシマノ野寺秀徳さんも「全力で走ってこの成績なので悔いはありません」とすがすがしく話していました。
さて、野寺さん、福島さんと新城君、そして、たぶん別府君も10月のジャパンカップに出場するはずです。次なるお楽しみも、もうすぐそこです。
年々うっそみたいに観客が増えていっているジャパンカップ。今年も位置取りなど含め、観客の私たちもいまから準備は怠りなきよう。
ジャパンカップについて→http://japancup.cyclingtime.com/index02.html