終わりの季節。

昨日の国内シーズン最終戦のツール・ド・沖縄は、今季かぎりで解散するミヤタにとってはチームの最終戦でもあったわけです。日本のロードシーンにいつもあった伝統のチームとも、ついにお別れです。
栗村修監督の6年にわたるミヤタでの監督生活もこの日で一応のピリオドです。若くして監督の職につかれたので、真鍋さん、三船さんといった年上の選手を率いていた時間も長く、単に監督業の難しさとは違うご苦労もされたのではないでしょうか。
でも、栗村さんは6年かけてミヤタを「ミヤタというカラーを持ったチーム」に作り上げました。大きな勝利こそあまり飾れませんでしたが、スター選手たちの争いにいつも絡んでくる面白い存在でした。ファンもいつしかものすごい数になっていました。
栗村さんとチームミヤタが、日本のロード界に残したものはみんなゼッタイ忘れません。たとえ、みんなが忘れても、私はゼッタイ忘れません。すごく楽しい思い出がホントに山のようです。感謝×500くらいじゃ足りないかも、です。
でも、栗村さんの自転車界への貢献は、きっとこれからが本番でしょう。ミヤタの解散はひとつのステージにすぎないはずです。
なので、今日のところはとりあえず、お疲れさまって感じです。ありがとうございます。
栗村さんの沖縄後の感想が沁みるブログをこちらでぜひ→http://mavisports.air-nifty.com/kurimura/


そして、もう一人、田代恭崇さんが昨日の西湖というところで行われたレースを最後に引退しました。日差しの中で花束を掲げている姿がせつないです。その花束が清志郎さんからのものらしくて、さらにせつなさ倍増です。
清志郎さんと田代さんはずっと前から仲良しですものね。田代さんがオリンピック代表になったときに清志郎さんが感激してたと漏れ聞いたこともあります。田代さんが引退して淋しい思いをしているかもしれませんね。清志郎さんの体調も気がかりです。
でも、とにかく田代さんです。自分のこと、華がないなんて言ってますが、田代さんは強かったです。カッコよかったです。また、どこかで会えたらいいなと思ってます。
田代さん、ホントにありがとうございました。
田代さんの飄々とした引退の感想がつづられたブログはこちらです→http://www.tashiroyasutaka.com/
花束を掲げてる写真は、こちらから→http://www.cyclestyle.net/news/detail/1440.html