アナログ。

友だちが教えてくれた古いアルバム。聞き覚えがあったので、アナログコレクターのマイ・シスターに尋ねてみると、おおっ!やっぱりありました。なので、さっそく聴かせてもらうと・・・
緊張感のあるギターではじまり、不思議なボーカルがいい味出してて、これが妙に引き込まれるなかなかの名盤でした。
友だちがいうには、3曲目が特にいいとか。ふむ、では、3曲目をもういっぺん聴いてみましょう・・・と、これが大変!なんたって相手はアナログレコード。針を持ち上げ、3曲目の手前のスジ(?)を狙って、また針を下ろさねばならないのです。
緊張するぅぅぅ。
けど、そこまでして聴いていて思ったのですが、アナログ時代の人たちにとって、音楽ってきっとこんな風に丁寧に向き合わなければならない、大切な存在だったのだろうなと。レコードというモノに対する丁寧さは、そのまま音楽に対する真摯な姿勢につながっていたのじゃないかなと。
くだんの3曲目The Great Curveは、分厚いコーラスと引きずるようなギターが印象的な、渋カッコいい曲でした。なんとなく、Beat CrusadersKEMURI兄さんたちもこれ聴いたかなあ〜、とか思いました。そんな感じのカッコいい曲です。
一枚のアナログレコードから、ちょっと立ち止まって「大切」ということについて考えてみた、初冬の夜のひと時でした。

Remain in Light

Remain in Light

ちなみにアナログ版が出たのは1980年頃です。